普遍的なビジネスマナーと新しい気づき|Matto文庫
「オンライン会議での退出のタイミングは?」
「社会人としての相槌の打ち方は?」
むっちーこと武藤です。社会人としてのマナーとして、細かなところの「この場合どうするんだっけ?」。弊社は完全テレワークでの労働環境のため、会社の先輩に細かな部分を対面で確認する機会が少ないです。そこで、テレワークの新しい生活様式に対応している社会人としてのマナーをまとめた【新しい生活様式対応版】『仕事ができる大人の「話し方・伝え方」図鑑』(著者:西松眞子)を読んでみました。
全体的に、今も昔も変わらない普遍的なビジネスマナーが、イラストとテンポの良い文体で語られていて楽しく読めました。以下、印象に残ったところを挙げていきます。
手書きのメッセージで心を尽くす
ペーパーレス化が進み、請求書や契約書など、さまざまな書類がオンライン上でやり取りされるようになりました。そんな中でも、紙の請求書に「風邪が流行っていますが、鈴木さんもお気を付けくださいね」との手書きの一筆を添える心づかいが大事と書かれていました。
紙のやり取りは少ないですが、通常のやり取りだけでなく、手書きの一筆を添えるような心づかいを添えることが大事だと思うし、日ごろそのような丁寧なやり取りを心がけようと思いました。
今どきのビジネス会話は「5W3H1R」
これまでは、ビジネス文書のまとめ方として「5W2H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように、いくつ)」が大事とされてきましたが、最近ではこれが「5W3H1R」と言われているそう。追加されたHは「How much=いくら(価格)」、Rは「Result=結果」とのこと。社内の会議の議事録をまとめる際にも気にしたい要素だし、メディアの編集業務にも役に立つと思いました。覚えておきたいと思います。
「~だったようで」はNGワード
電話でのクレーム対応で、NGワードの筆頭が「~だったようで」なのだそう。「不手際がありましたようで申し訳ありません」では、他人がやったことについて「私は知らないんだけどね」と話している印象を与えてしまうとのことで、自分が主体となって謝る姿勢が大事と書かれていました。これはクレーム対応に限らず、自分が起こした不手際でも言えること。きちんと相手の言葉を受け止めて「おっしゃるとおりでございいます」という姿勢が基本、ということを忘れないようにしたいです。
「なるほど」は上から目線のあいづち
私は話を聞いていて興味深いというときに「なるほど、なるほど」とあいづちをしてしまっていましたが、これは目上の人には避けた方がいいとのこと。「なるほど」には、知識や教養がある人が「納得した」「君の言うことには感心するよ」というニュアンスがあるのだそう。「こうしたほうがいいよ」という上司からの助言に「なるほど」と返すと、上からもの見るような印象になることもあるとのことで、これは気を付けたいと思いました。
ほかにも、あごの角度10度で変わる印象の話や、第一印象は6秒で決まるという話など、具体的な数字や言葉の例がたくさん書かれていて、大変参考になりました。
興味のある方はぜひ読んでみてくださいね!