完全テレワークってどんな感じ?各社員の1日を取材してみた~Chief Design Officer(デザイン総責任者)の場合~
みなさんこんにちは。株式会社Mattoでは、コロナ禍以降、全社員完全リモートで仕事を進めています。出社はクライアントとの対面の打ち合わせがある場合など必要な時のみで、年に数えるほどしか出社しない社員が大半です。
では、そんな中でどうやって1日を過ごしているのでしょうか?今回はMattoのCDOことチーフデザインオフィサーささきさんにインタビューを行いました。
ささき
株式会社Matto CDOのささきです。自分のことを”CDO”と語るのはこの会社が初めてなので、まだちょっと緊張しています(笑)
CDOとは組織におけるデザイン領域の最高責任者のことです。そもそもMatto社内に、デザイン業務を行う人間は私しかいないので、正確にいうとCDO兼AD兼デザイナーです。
業務内容は、細かいデザイン制作物を作りつつ、時にはサイトなどの構成を作ったり、時にはビジョンミッションを考えたりと広域に渡ります。
合格ラインを甘くも厳しくもできる環境では、モチベーションの維持が課題
ささきさんのとある1日
10:00 | 進行中案件のスケジュールと今日やることの確認 |
10:30 | 社内朝MTG |
11:00 | 急ぎ案件のデザイン対応 |
12:00 | 🍚 |
13:00 | 新規案件の方針すり合わせ |
14:00 | 企業リブランディングの方向性整理作業 |
17:00 | 企業リブランディング打ち合わせ |
18:00 | コラム執筆 |
19:00 | 閉店 |
ささき 10:00の始業開始にて、まず現在進行中の案件を確認。スケジュールと納期からタスクの優先度をつけて、作業に取り掛かります。
デザイン業務は、ルーティン作業はなくほとんどが並行で進行するので飽き性の私にはぴったり。スケジュール管理能力が問われますね。
また、工数で計られる仕事でもないので基本的に最終的な帳尻があえばOK。
なので案件の性質、急ぎなのかクオリティ重視なのか、タスクの詰まり具合にも合わせて、その案件にどこまでチャレンジ要素を加えるのかなど自分で決めることができます。
Mattoのデザインの最終責任者は自分自身です。合格ラインを甘くも厳しくもできるのでモチベーションの管理能力なども必要かもしれません。
朝を有効活用して、自分時間をつくる
10:00始業&テレワークのメリット
ささき 先ほどのスケジュールでお伝えしたように、Mattoの朝は基本的に10:00スタートなのでゆっくりです。
朝ごはんを食べたら中学生になる子供を送り出し、愛犬とのお散歩。
日光を浴びることによりビタミンがどうとか体内時計がどうとかセロトニンとか、何やら健康にいい効果があるみたいなんでありがたいことです。
散歩に行った後は足を洗われた腹いせに、愛犬に噛み付かれるまでがルーティンです。
家に帰ると大体9:00。業務開始まであと1時間。意識の高いふりしたささきは、社内文庫や最近話題のビジネス書なんかを、”優雅にお読書”。と言いたいところですが、大体睡魔に襲われて朝寝の時間となります。
おかしいな。
Mattoが実施するテレワークの仕組み
メンバー間の距離が等しく近くなる
ささき 仕事中は、リモート会議をずっと繋ぎっぱなしにする通称VO(ヴァーチャルオフィス)に入ります。
画面やマイクはオフにしていますが、いつでも「〇〇さん今ちょっといいですか?」と声をかけることができます。(私自身はチャットツールでのやりとりの方が、後から読み返せるので好きです。)
無言の画面の向こうに誰かがいるという緊張感と一体感。
誰かが誰かに話しかけている声。
実際は全然会ったことないはずなのにみんなの距離が近く感じるから不思議です。
人数が少ないからこそできることだなあ、と思います。
まだまだ最適解が確立されていない働き方
ささき 一方で、問題ややりにくさもあると思います。
全員がオンラインのみの繋がりになることで、距離が均一にはなるものの、やっぱりリアルな場でのコミュニケーションには負けると感じています。
ただ、テレワークが広まってまだまだ日が浅いから仕方のないことかなあと思います。課題を感じた時にVOみたいなトライを続けていくことが重要。
「なんかやりにくいな」と思ったら、それを放置しないように発信する力が求められますし、会社としては言いやすい環境づくりをしていかないといけないですね。
私のテレワーク必須アイテム
・仕事用の椅子(Baronチェア)
リモートメインになった時に、中古で安く買ったオフィスチェア。
デザイン職の椅子はいかにずっと座っていられるかが肝なんです。安定感と背もたれのリクライニングが最高です。細部がボロボロになってきたので、次はコンテッサが欲しいですねぇ〜。
・コーヒー
一日一杯、ブラックコーヒーを飲みます。
新卒の頃からbodumのフレンチプレスをオフィスにも持ち込んで淹れていました。コーヒーの成分が漉されず、そのままお口に流れ込んでくるのでドカーン!ってきます。
・アレクサ
BGMに使ってます。最近は特定の曲ではなく、ヒットしている曲やカフェミュージックなどのプレイリストを適当に流し続けています。
時々「ささきさーん、ちょっといいですかー?」と声をかけられるので、実はこっそり焦って止めています。
・ガム
お口寂しい時にはガムを放り込みます。
スッキリしたくてガム噛んでるのに、噛みすぎるとイライラしてくるので注意が必要です。
・踏み台
足をあげた方が安定する 気がしています。
昔ながらの金物・工具屋さんで900円で買ってきました。端っこの方は犬に噛まれて欠けています。
・癒しのグリーン
ふとした時に目に入るグリーンって癒しですよね。
ずっとブルーライトを浴びて、眼精疲労が溜まっているので必要です。
佐々木さんの思う、Mattoの働き方に合った人物像は?
ささき 環境としては、柔軟性があり、フルリモート環境なので子育て中の方でも対応しやすいと思います。
専門職など黙々と作業をすることが好きな人は、自分のペースを作りやすいのでおすすめです。
自由には責任が伴うということを理解しながら、「メンバーと力を合わせて楽しいこと、したい!」って考える人がMattoで最強だと思います!