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コラム

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2023.10.02
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書く技術・伝える技術を読んで|Matto文庫

今回紹介する本は…

Matto文庫は福利厚生の1つで、電子書籍のKindleで購入していただいています。電車の移動中や半身浴中などの時間にどこでも読むことができるのが良いですね。

私が今回読んだ「書く技術・伝える技術」は、ビジネスで使う文章において、読み手も書き手も生産性を上げることが重要!という文章の組み立て方がよく分かる「書き方の教科書」のような1冊です。
文章は最初から書き始めず、構成をつくってから入ると、それだけでグンと読みやすさも描きやすさもアップします。

「読み手に文章を読ませない、読み手に労力をかけない、それでいて必要な情報を伝達する」ということが結果生産性の向上につながるということがわかります。なるべく文章を読まずに必要な情報を入手できるかが大事ということですね。

ただこのような文章の書き方って学校で習ったわけでもなく、普段そこまで意識して文章を書いている人は少ないのかなと思います。本書にも日本人の99%は正しい文章を書いていない、とちょっと衝撃でした。

全てを理解して実践するのは難しいかもしれませんが、部分的にでも意識するだけで格段に文章が良くなると感じました。

私なりの要約ポイント

私のメモから本書のポイントをご紹介します。

相手のメンタルモデルを意識し、そのモデルを壊さない様に文章、話を展開することで読みやすい文章になり読み手は高速で理解できる。ストレスフリー。

説明する側は、プロセスを説明したい、結論を最後にした方が説明しやすい。だが聞く側は、できるだけ早く意思決定、判断をして次の議題に移りたい。
(結論がわかってるかわかってないかで、説明する側と聞く側ではこんなにも捉え方が違う。)

一読で理解してもらえる文章。

重要な情報は30秒で記憶に残るよう書かなければいけない。(30秒しか読まれない)重要な情報は後回しにしない。

いきなり詳細説明だと最後まで読んで結論(重要な部分)を入手しなければいけない。

冒頭に要約文(総論)が書いてあれば、話が脇にそれかかっても書き手も気づくことができる。

論理的に構成すること。文章の冒頭ではその文章で伝えたい重要な情報(結果や結論)をまとめた要約(総論)を書いて、その後に総論で述べたことをその順番で個別で詳細説明(各論)していく。

パラグラフ(段落のようなもの)単位で文章の構成をつくることで、必要のないパートを予測し読み飛ばすことも可能。

まとめ

文章の構成方法や詳細については書かれているので、ぜひ読んでみてください。
例文を読んで設問を答える形式になっていたり、今まで読んできた要点を確かめながら読み進められます。
実例として悪い例と良い例が書かれていて違いが理解しやすく、社会人なら読むと学びがたくさんある本だと思いました。

そして、情報伝達の責任は書き手側にあることを念頭に置き、読み手のメンタルモデルに配慮した書き方を実践していきたいと思います。

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