創立5周年を迎えて。Mattoのこれまで、そして、これから。
2023年5月22日に5周年を迎えたMatto。
Webメディアを通じて、お客様、ユーザーなどメディアに関わる方々はもちろん、社員も、パートナー企業も、一緒にみんなで「オモシロイ」ことをしていきたい。その想いとともに歩んできたMattoのこれまでと、これからについて、代表の清水にインタビューしました。
Mattoは新しい挑戦
私は、2008年に設立した株式会社しんがりの代表も務めていまして、ちょうど創業から10年経った2018年に株式会社Mattoを設立しました。
しんがりは、Webメディアやポータルサイトの構築において、コツコツと開発やコンサルティングをしながら、お客様にコミットしていくというビジネススタイルです。
実績を重ね、事業として着実に成長していましたが、自分がもともとやりたいと思っていた「オモシロイ」ことをやれているかな、新しいことに挑戦したいな、と考えはじめていました。
それまでは基本的には受託型だったので、自社で積極的に事業を仕掛けていったり、より多くのユーザーにメディアを見ていただき、ユーザーのアクションを変えられるようなメディアを作りたい、と思ったんです。
そのタイミングで、上場企業である株式会社ショーケースの森雅弘会長から「清水さん、メディア事業をやろうよ」とお声がけをいただきました。ショーケースさんも複数のWebメディアを手がけていたので、両社でノウハウ共有、スピードアップした事業展開をするために設立したのがMattoです。
とはいえ、私はしんがりの代表でもありましたので、Mattoの立ち上げ当初は取締役として関わり、私はサポートするかたちで関わりましたが、2019年8月に私が代表取締役に就任しました。 2021年4月には資本金を100万円から自己資金で900万円増資し、1,000万円にしました。自分が会社に対してコミットして、でも、あくまで自分は裏方に回るというかたちで、Mattoが成長できたらと考えていました。
Mattoは社員が主役、裏方でサポートする理由
Mattoにおいて裏方でいる、というのは、2社目の代表になるから、ということだけでなく、メディア事業は長い時間も含めて多くの投資が必要な事業だからです。
私は代表として、案件営業や資金面について担い、メディアを長期的に成長させる事業については、社員みんなにまかせる、という役割分担が必要だと思いました。
営業や資金繰りなど“いま”の仕事をしながら、“未来へ向けて”メディアを育んでいく仕事を両立することは本当に難しいからです。
ひとつのメディアが将来右肩あがりに成長していくとして、最初にかける労力は莫大なものです。
例えば、ある程度成長しているメディアであれば、仕事の力を10かければ、10〜11の成果を出せるかもしれませんが、メディアの立ち上げ期は10の力をかけても、成果は1、下手したら0.5なんて普通です。
それが実感として分かるのは、私自身が前職でゼロからメディアを立ち上げ、苦労したものの結果としては、事業売却したビジネスの経験があるからです。
事業売却できた後から逆算すれば、立ち上げ当時の労力や苦労も理解できるのですが、その時は「上手くいってなくて苦しい」という感情が先行していました。もちろんそんな状況では収入も全然上がりませんでしたし。
とにかく立ち上げ期は売上は上がらないし、「できていないな、自分」と思い続けていました。社内で疎外感を感じていましたし、評価されていませんでしたが、そこで諦めず頑張ったことで、後々にメディア事業が成長して収益化することができ、結果としてその事業を売却することができました。
私自身が、メディアの立ち上げ、運営の大変さがわかっているからこそ、そして、それを社員みんなに任せているからこそ、社員を現在の利益や事業規模で評価していません。 メディアの右肩上がりの成長を目指して、一番大変な立ち上がり時期を担当している、その仕事内容や、「こうしていきたい」という想いを評価しますし、それは給与面でも応えたいと思っています。
困難を挑戦で乗り越えて
5年間を振り返って、2020年からのコロナ禍は大きな変化でした。本当にコロナ禍がはじまった直後は資金面も苦しくて、「会社終わったかな」と思うほどでしたね。
ちょうど、2020年春頃は半年かけて準備していた「ディアボ(チャットボット×メディアの新事業)」というサービスをプロモーションしていく、という時期でした。
Mattoとしてもチャレンジでしたし、新しい広告主もパートナーとなる出版社も開拓しなければなりませんでしたが、対面の営業が難しい状況になるなか、結局そのサービスは思った以上に立ち上がらなくて。本当に会社の存続も危ぶまれました。
しかし、コロナ禍で出版業界のデジタル化への投資が積極的に進み、Mattoやしんがりがその波に乗れたのも、このタイミングでした。
共同運営メディアのゴルフサプリとモーターファンにチャットボットで広告展開したり、SEOおすすめランキング記事制作のサービス「Webメディア特化型SEO」に投資をしてそれが収益につながるなど、当時困難な状況下でも積極的なチャレンジができたことが今につながっていると思います。 また、さらにそのビジネスを広げるために事業規模や事業成長スピードとは合わせず、積極的に採用も進めていき、社員も増えました。
Reブランディングは、社員主導で
こうして5周年を迎えることができ、社員が増えてきたという状況のなかで、社員の方から「MattoのReブランディングをしたい」という声がありました。まずは、社員みんなで話し合い、考えもらうということからスタートして、MattoのMISSION、VISION、VALUEを決めることができました。
◆MISSION◆
メディアの力で、人の好奇心を解放する。
◆VISION◆
我々の探求心が、世の中をもっとオモシロく!
◆VALUE◆
一人ひとりが自分なりの生き方を全う(マットー)しよう。
社員一人ひとりが何を大切にして働いているか、会社としてどういう方向に進んでいくかを言語化して共有することができましたし、今後社員が100人になっても掲げていける、Matto らしいMISSION、VISION、VALUEが考えられたんじゃないかと思います。
今回、Reブランディングについて、社員から声があがったのは、代表の私は会社を裏で支えるから、前進していくのは社員みんなが主役だ、という会社の成り立ちがあるからかもしれません。
そして、このReブランディング一貫として、Mattoのロゴマークのリニューアルも進めているところです。
Mattoの“チャレンジする力”がお客様の力になる
Mattoの魅力は、
「新しいチャレンジをする」
「社員みんなで支え合えること」
そして、自分たちがチャレンジし続けているからこそ、その経験をお客様のために活かして仕事ができていると自負しています。
通常、「メディアのサポートをします」となったら、どうやってシステム開発しよう、運用しよう、という話になりますが、Mattoは自社でメディア運営をしていますし、システム含め積極的に投資をしていますので、自社での実績や経験をベースに責任をもってご提案できます。
私自身も社員もやりたい、という想いがあって、現在進行形でライター・編集者向けの自社メディアプロジェクトを進めています。このように、やりたいことってたくさんありますが、なかなか実現できないじゃないですか。
でも、Mattoでは、実現に向けて考えて動けるメンバーがいるから、本当に実現していくんだと感じています。
私は、自分から指示をしませんが、社員一人ひとりが責任を持って、日々実行しているからこそ、その力がお客様にも活かせているのだと思います。
今後は、収益化を目指すための、SEOやPV、広告収益中心に実直に取り組むことに加えて、「オモシロイ」ことができる、よりオモシロイメディアを作っていきたいです。
Mattoは、メディアを作って保守するのではなく、メディアを運用して成長させる会社です。
新しくて、オモシロくて、かつ、収益化を目指すメディアを作りたかったら、ぜひご一緒させてください。